想定内のこう着、FOMCへは楽観視せず/後場の投資戦略

2013年6月19日 11:56

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;13169.97;+162.69TOPIX;1098.88;+12.48

[後場の投資戦略]

 日経平均は買い一巡後、こう着感の強い展開となった。テクニカル面では一目均衡表の雲下限を突破し、その後は雲下限レベルでの攻防となっており、想定内の値動きであろう。今晩のFOMCでのバーナンキ議長会見を控えているため、積極的に上値追いの流れにはなりづらいであろう。
 また、足元で強い値動きをみせていたソニー<6758>、群栄化<4229>などが朝方から利益確定の流れが先行するなど、重要イベントを前に利益確保の動きもみられている。日経平均は大幅上昇となっているが、比較的投資家はFOMCに対して楽観視していないことがうかがえる。材料系の銘柄などは短期資金中心で値動きが荒くなりそうだが、イレギュラー的な調整ともなれば、冷静な押し目拾いもありそうだ。(村瀬智一)《FA》

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