《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2013年6月18日 09:02

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記事提供元:フィスコ


*09:02JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【小幅高となる】12900-13200円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利益確定の売りが先行することになろう。一方、主要8カ国(G8)首脳会議で発表された世界経済に関する首脳宣言では、成長戦略を含めた安倍内閣の経済政策を後押しする形となっている。為替市場での円安トレンド、株式市場への支援材料になりそうである。

日経平均は前日の上昇でボリンジャーバンドの-1σのほか、一目均衡表の雲下限、転換線を捉えている。これらが位置する13040-13050円レベルでは強弱感が対立する可能性。FOMC待ちのなかでは、仕掛け的な商いも限られてくると考えられる。もっとも、昨日は売買代金が2兆を下回る状況ながらも、日経平均は300を超える上昇をみせた。ショートカバーが入りやすく、買戻しによって雲下限などを突破してくる可能性はありそうだ。12900-13200円のレンジを想定。

【小幅安となる】QE3の行方に対する警戒感拭えず=フィスコ佐藤 勝己
バーナンキ議長の会見を明日に控えて、米国の量的緩和策の行方に対する不透明感は強い状況が継続しよう。様子見ムードが強まる中で、前日に上昇した反動の流れが優勢となりそう。引き続き、海外投資家のフローは売り優勢との観測でもある。明日の投信設定を控えた先回り買いの思惑などは高まるか。

【小幅高となる】米FOMCを前に閑散相場が継続=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は日中の大証終値比105円安の12955円で取引を終了。為替市場で
は、ドル・円は94円60銭台、ユーロ・円は126円40銭台での推移(日本時間8時00分時点)。前日は米FOMC前のポジション調整と思われる買い戻しで13000円台を回復となったが、本日は上値の重い展開となろう。昨日の出来高は5万枚台と低迷、東証一部の売買代金も2兆円を割り込むなど先物、現物ともに商いは減少。日本時間20日の午前3時30分に予定されているバーナンキFRB議長の会見までは売買手控えの膠着相場となりそうだ。

月足の一目均衡表の雲上限(12658円)がサポートラインとして機能しており、この水準からの売り仕掛けは今のところ回避されている。とはいえ、13000円台から上を目指すには材料が乏しいことから、本日は13000円での値固めといったところか。ただ、ボラティリティ低下で日経VIも沈静化となる公算は大きいことから、相場の不透明感は一時的だが解消されそうではある。《MI》

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