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17日の香港市場概況:続伸も伸び悩む、FOMCを控えて商いは1週間ぶり低水準
*17:41JST 17日の香港市場概況:続伸も伸び悩む、FOMCを控えて商いは1週間ぶり低水準
17日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続伸となり、前営業日比256.76ポイント高(+1.22%)の21225.90で取引を終えた。H株指数(本土系企業で構成)は同77.06ポイント高(+0.80%)の9744.48、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同64.45ポイント高(+1.59%)の4114.35だった。
ハンセン指数は終値で3営業日ぶりに節目の21000を回復した。先週大きく下げた反動で自律反発狙いの買いが優勢となったほか、この日の日本株の堅調な値動きも買い安心感につながったもよう。ただ、翌18日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米国の量的緩和政策の先行きを見極めたいとの思惑も強く、後場は高値圏でもみ合った。メインボードの売買代金は562億HKドル強と、今月10日以来、1週間ぶりの低水準にとどまった。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油株の上昇が目立った。中東情勢の緊迫化を受けた原油相場の上昇を背景に、川上事業を主力とする中国海洋石油(00883/HK)が4.14%上昇。また、中国石油化工(00386/HK)が2.74%値を上げた。ロシアの液化天然ガス(LNG)プロジェクトに参画する見込みと伝わっている。
このほか、長江実業(00001/HK)が3.72%高。同社はこのほど、傘下の長江基建(01038/HK)などと共同でオランダの廃棄物処理会社を買収することを明らかにした。一方、今日17日付でハンセン指数の構成銘柄となった銀河娯楽(00027/HK)には利益確定売りが進み、0.72%安で取引を終えた。
その他の個別銘柄では、新華人寿保険(01336/HK)が2.90%上昇。中国の政府系投資会社による買い支えが報じられた。また、保利協キン能源(03800/HK)が7.14%値を上げるなど、太陽電池関連が大幅高に。中国政府が太陽光発電に対する新たな補助金政策を検討中との報道が買い手掛かりとなった。《KO》
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