ショートカバーは期待されるが上値追いは慎重か/ランチタイムコメント

2013年6月17日 11:50

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記事提供元:フィスコ


*11:50JST ショートカバーは期待されるが上値追いは慎重か
 日経平均は続伸。152.14円高の12838.66円(出来高概算12億4000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国株式相場の下げや、円相場が朝方に1ドル94円10銭辺りまで円が上昇したことが嫌気され、売りが先行した。ただし、寄り付き直後につけた12549.82円を安値に下げ渋る展開となり、為替市場では円高の流れが一服するなか、日経平均はその後プラス圏を回復。売りが先行した輸出関連などに切り返す動きが目立ったほか、先物主導によるインデックスに絡んだ資金が流入し、じりじりと上げ幅を拡大させている。
 朝方は原発関連など材料系の銘柄中心の上昇だったが、先物主導の切り返しによって主力処が主導する展開へ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の8割を占めている。セクターでは、買いが先行した電力・ガスは伸び悩む一方、その他製品、ゴム製品、水産農林、食料品、ガラス土石、保険、サービス、情報通信、化学などが強い。半面、不動産の弱い動きが目立つ。
 日経平均は続伸となった。先週の下げでトレンドを悪化させていたこともあり、一目均衡表では雲下限レベルで踏ん張りをみせている。一先ず月足ベースの一目均衡表の雲上限や6月SQ値を上回っての推移であり、底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを交えた一段のリバウンドが見込めよう。
 ただし、トレンドを転換させるには材料に欠けるため、18、19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、その後のバーナンキ米FRB議長会見を見極める必要がありそうだ。日経平均をけん引しているソフトバンク<9984>は5日線処での攻防となり、テクニカル・リバウンドの範囲内である。トヨタ<7203>はプラスに転じているが、先週末の陰線吸収にとどまっている。FOMCを控えてショートカバーは期待されるが、上値追いは慎重になりそうだ。(村瀬智一)《FA》

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