ショートカバーは期待されるが上値追いは慎重か/後場の投資戦略

2013年6月17日 11:50

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;12838.66;+152.14TOPIX;1070.22;+13.77

[後場の投資戦略]

 日経平均は続伸となった。先週の下げでトレンドを悪化させていたこともあり、一目均衡表では雲下限レベルで踏ん張りをみせている。一先ず月足ベースの一目均衡表の雲上限や6月SQ値を上回っての推移であり、底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを交えた一段のリバウンドが見込めよう。
 ただし、トレンドを転換させるには材料に欠けるため、18、19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、その後のバーナンキ米FRB議長会見を見極める必要がありそうだ。日経平均をけん引しているソフトバンク<9984>は5日線処での攻防となり、テクニカル・リバウンドの範囲内である。トヨタ<7203>はプラスに転じているが、先週末の陰線吸収にとどまっている。FOMCを控えてショートカバーは期待されるが、上値追いは慎重になりそうだ。(村瀬智一)《FA》

関連記事