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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ワークマンは710店舗でEDLP商品を強化、株価は全般安の中で堅調
ワークマン<7564>(JQS)の株価は、市場全体が大幅に調整する中でも堅調に推移している。好業績見通しを評価して5月の年初来高値を試す動きが期待されるだろう。
ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開し、他社との差別化戦略としてEDLP商品を強化している。前期(13年3月期)末の店舗数はFC591店舗、直営119店舗の合計710店舗である。
今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高の前期比6.0%増、既存店売上高の同3.8%増を前提として、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗、S&B2店舗で未出店の鳥取・島根両県と、南関東、近畿を中心に出店する計画だ。新規出店効果や既存店の好調で増収増益が期待されるだろう。
月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高の合計、前年比、速報値)を見ると、13年5月は全店105.6%、既存店103.5%だった。中旬以降の気温上昇で春夏商品が好調だった。低温の日が多かった4月に比べて大幅に改善し、13年4月~5月累計は全店103.4%、既存店101.1%となった。
株価の動きを見ると、5月21日の年初来高値3970円から反落し、6月7日に3165円、6月13日に3190円まで調整する場面があったが、概ね3000円台半ばで推移している。市場全体が大幅に調整する中でも比較的堅調な動きと言えるだろう。
6月14日の終値3400円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1754円22銭で算出)は1.9倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインのようだ。一時的に調整したが上昇トレンドに変化はないだろう。今期好業績見通しを評価して5月の高値を試す動きが期待されそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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