関連記事
今週の日本株見通し:米国量的緩和策の早期縮小懸念は低下する公算で安心感へ
記事提供元:フィスコ
*06:56JST 今週の日本株見通し:米国量的緩和策の早期縮小懸念は低下する公算で安心感へ
今週の最大の注目点は、18-19日の米FOMC、並びに、その後のFRB議長の会見であろう。足元で警戒感が高まっている量的緩和策の早期縮小懸念に対して、どのような見解が示されるかに注目が向かう。世界的な金融市場に与える影響の大きさ、足元の経済指標が一進一退であることなどから、明確な火消しにつながる発言なども想定され、株式市場にはポジティブな材料となる可能性が高いと判断したい。ここまでの急ピッチでの株式市場調整の反動、株主総会シーズン接近で売り圧力が低下することなどから、大きな値幅を伴ったリバウンドも想定される。
全般的なリスク回避の流れが沈静化、為替市場も円安に反転するとみられ、自動車株を中心に輸出関連株などには見直しの動きが強まろう。金融株や不動産株などの金融緩和メリット銘柄にも関心だが、不動産株に関しては、週末のREIT購入拡大報道、17日の首都圏新規マンション発売なども注目材料に。また、20日にはHSBCの中国PMIが発表予定、資源関連株を含めて中国関連の動向を左右しよう。
IPO市場が一段と活況を呈しているほか、低位材料株の循環物色の動きも再度活発化してきている。引き続き、個人投資家の投資意欲は旺盛であり、週前半は、短期資金による中小型株物色が中心か。とりわけ、リプロセルの上場が26日に接近する中、バイオ関連銘柄は動意しやすいタイミングでもあろう。《FA》
スポンサードリンク

