【狙い場・買い場】ミライトホールディングスは「四季報」、「会社情報」発売で好業績評価へ

2013年6月15日 17:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  傘下に大明、コミュチュア、東電通を擁する、通信工事大手のミライトホールディングス <1417> に、注目したい。14日に会社四季報と会社情報が発売されたことで、好業績予想の割安株が見直されると予想する。同社は、スマートフォンやタブレット端末の普及で、WiFi・LTE関連の工事が好調に推移しており、スマホ関連の好業績・割安株として水準訂正の動きが期待される。

  足元の業績、モバイル、情報通信技術・総合設備事業における成長市場での事業機会を捉え業容を拡大するとともに、NTT事業におけるグループフォーメーションの見直しや戦略的人材流動などの経営の効率化を一段と推進し、「総合エンジニアリング&サービス会社」への構造転換を加速し、今3月期売上高は2800億円(前期比3.3%増)、営業利益は120億円(同10.7%増)、経常利益は125億円(同6.2%増)、純利益は75億円(同78.6%増)を見込む。連続営業最高益更新見通しで、年間配当は20円を予定している。

  株価は、5月13日に年初来の高値1079円と買われた後、6月7日安値830円まで調整。下値もみ合いとなっている。無線LAN(構内情報通信網)の次世代技術をNTTや米クアルコムなど情報通信企業約20社が共同開発し、国際標準規格をつくることで基本合意し、3年後の実用化を目指すことが将来的には期待材料となる。今期予想PER10倍台・PBR0.73倍と割安感があり、配当利回り2.27%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。9カ月移動平均線がサポートしており、中長期で好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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