【編集長の視点】小林産業は続急落も大証銘柄は現物株市場統合も迫り逆行高気配

2013年6月13日 09:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  小林産業 <8077> (大1)は、5円安の239円と続急落して始まっている。5月8日につけた年初来高値258円を前に利益確定売りが増勢となっている。ただ前日12日大引け後に今10月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、6月5日の上方修正通りに増益転換して着地しており、上方修正時は全般急落相場のなかで限定的な反応にとどまっただけに、下値に再評価する買い物も続き続落幅を縮めている。7月16日には東京証券取引所と大阪証券取引所の現物株市場が統合されることも、側面支援材料として意識され、逆行高気配を漂わせている。

  大証銘柄では、神島化学工業 <4026> (大2)も、前日大引け後に4月期決算を発表、前期は、昨年11月の上方修正値を下回り増益転換率をやや縮めたが、今期業績は大幅続伸、純利益を3億円(前期比2.0倍)と予想したことから、6円高の299円と4日続伸して始まり、3月27日につけた年初来高値299円に顔合わせしている。

  小林産業の2Q累計業績は、前年同期比8%増収、33%経常増益、35%純益増益と伸びた。顧客先の建設業界が、震災復興関連や防災関連の公共需要に個人住宅、首都圏のビル着工などの建築需要が加わって堅調に推移、同社の鋲螺部門で積極的な販売を展開し、商品の原材料価格も安定し、コンクリート二次製品関連金物部門も、震災復興工事の本格化や風水害の復旧工事などでPC工法関連金物を中心に売り上げが拡大したことが要因となった。10月通期業績は、6月の上方修正値に変更はなく、純利益は、4億9000万円(前期比36%増)と見込んでいる。

  株価は、今期第1四半期の好決算に反応して年初来高値をつけ40円幅のボクス圏往来を続けてきた。PERは13倍台、PBRは0.8倍と割安であり、年初来高値抜けから2011年12月高値270円を目指し、東証・大証統合効果で2007年以来の300円台の回復も見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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