【株式評論家の視点】オリコンはスマホ向けに音楽配信が伸長、ダウンロード100万件超

2013年6月13日 09:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

 音楽ランキングの配信やサイト運営を手掛ける、オリコン<4800>(JQS)は、スマートフォン向け音楽配信の売上や広告販売が伸びており、携帯電話向けの収益構造からスマホ向けが伸長しており、現在の株価水準は底値圏にあり、仕込み好機と捉えることができよう。

 足元の業績、前13年3月期は、スマートフォン向け音楽配信の売上が着実に拡大したものの、従来の携帯電話向け着うたフル・着うたの売上が縮小。顧客満足度ランキング連動型広告が堅調に推移。スマートフォン向けサイトの広告販売は伸びたが、タイアップ型広告の売上が減少し、売上高は55億7700万円(前年同期比13.0%減)、営業利益は7億1300万円(同24.7%減)、経常利益は6億4900万円(同25.4%減)、純利益は2億6700万円(同42.7%減)だった。ただ、スマートフォン向け音楽配信の売上高は前の期に比べ2.5倍で、専用アプリのダウンロード数は、すでに100万件超と好調。顧客満足度ランキング連動型広告の売上高は同4.5%増で、新規ジャンルを複数立ち上げる予定。ソーシャルの売上高は同1億9200万円増と伸びたうえ、ソーシャルゲーム「ラストブレイブ」の提供に期待がかかり、今後利益貢献が十分見込まれる。

 今14年3月期は、スマートフォン向けハイブリッド型(ダウンロード&ストリーミング)音楽配信サービス「オリコンミュージックファン」の収益が大きく影響する見通しで、収益を合理的に算出できないため、非開示としているが、スマートフォン向け音楽配信が好調なことから、利益に貢献すると観測され、増収増益に転じる可能性はある。

 株価は、340円を軸として上下30円幅のもみ合いとなっている。年間配当は前期800円見通しで、本年3月末に株式100分割を実施しており、今期は8円になると予想される。配当利回り2.5%の320円割れが、底値として意識された感があり、待ち伏せ狙いで、ここからの押し目は仕込み好機となろう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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