概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は続落、欧州などの成長鈍化懸念で1年ぶりの安値更新

2013年6月7日 10:08

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記事提供元:フィスコ


*10:09JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は続落、欧州などの成長鈍化懸念で1年ぶりの安値更新
【ブラジル】ボベスパ指数 52884.83 +0.16%
昨日6日のブラジル市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比86.20ポイント高(+0.16%)の52884.83で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり38、変わらず3と売りが優勢。セクター別では、ヘルスケアや素材が買われた半面、通信や資本財が安い。

中盤に下値を模索する展開を示したが、その後は徐々に買い戻された。インフレ加速が圧迫材料。ゼツリオ・バルガス財団(FGV)は6日、5月のインフレ率(IGP-DI)が前月比で前回のマイナス0.06%からプラス0.32%に加速したと発表。市場予想はプラス0.17%だった。

【ロシア】MICEX指数 1316.92 -0.74%
6日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比9.86ポイント安(-0.74%)の1316.92で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり11、値下がり39と売りが優勢となった。MICEX指数はこの日、2012年6月6日以来の安値を更新した。

前半は狭いレンジで推移したが、終盤に下げ幅をやや拡大させた。最大の貿易仕向け先である欧州の成長鈍化懸念が圧迫材料。欧州中央銀行(ECB)は6日、今年の域内経済の縮小予想を3月時点の0.50%から0.60%に修正した。また、ロシアの国内総生産(GDP)の5割を占めている資源輸出の減少も圧迫材料。統計によると、今年1-3月期の原油輸出量は前年同期比で2.2%減少したという。

【インド】SENSEX指数 19519.49 -0.25%
6日のインドSENSEX指数は反落。米国株やアジア株の下落を受け、投資センチメントが後退。また、外国為替市場では通貨ルピーが対米ドルで1年ぶりの安値水準に沈む場面があり、外国人機関投資家(FII)が株式の買い持ち高を縮小させるとの懸念が強まった。さらに、米連邦準備理事会(FRB)が早期に量的緩和を縮小させるとの懸念がくすぶっていることも圧迫材料。ただ、この日の欧州株がしっかりと始まったこともあり、指数は下げ幅を縮小させる場面もあった。

【中国本土】上海総合指数 2242.11 -1.27%
6日の上海総合指数は6営業日続落。海外の株安が投資家の不安心理を強めた。また、欧州連合(EU)が中国製太陽光パネルに対し、反ダンピング(不当廉売)税の導入を仮決定したことも圧迫材料。一部では、今回の仮決定を受け、国内では約50万人が失業すると試算している。また、近く石油製品価格が引き下げられるとの観測に加え、週末8日に発表される貿易統計データが大幅に下方修正されるとの観測報道も弱気材料となった。
《FA》

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