前場に注目すべき3つのポイント~円高加速でドル・円は一時95円台

2013年6月7日 08:34

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記事提供元:フィスコ


*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~円高加速でドル・円は一時95円台

7日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:イレギュラー的な価格形成によってボトムを打つ可能性
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し
■前場の注目材料:円高加速でドル・円は一時95円台、シカゴは大証比120円安の12700円

■イレギュラー的な価格形成によってボトムを打つ可能性

☆日経225想定レンジ:上限12750円-下限12500円

6日のNY為替市場で円は対ドルで一時1ドル95円台に急伸し、約1ヶ月半ぶりの円高・ドル安水準をつけた。7日に発表される5月の米雇用統計が市場予想に届かないとの警戒感がトリガーになったようである。これにより大証225先物のナイトセッションでは一時12290円まで急落。その後は米国株式相場が切り返した流れによって、12590円まで下げ幅を縮めたほか、シカゴ日経225先物清算値は12700円となっている。

現状、円相場は東京市場で1ドル97円台半ばで推移している。売り優勢の展開となろうが、比較的落ち着いたスタートが期待される。しかし、ナイトセッションとはいえ先物市場で12290円まで急落していた流れから、神経質な展開になりやすい。日経平均の一目均衡表では雲下限が12525円辺りに位置している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からのスタートとなろうが、アルゴリズムの売買によって下へのバイアスが強まると、イレギュラー的に下げ幅が拡大する可能性はありそうだ。

しかし、これを織り込む形での下落局面となっており、セリング・クライマックスとなろう。ボトム形成を見極めることになるが、一方向の売買によってトレンドが強まっている状況のなかでは、イレギュラー的な価格形成によってボトムを打つことがある。米雇用統計への警戒感はあろうが、この先にある上昇相場に向けた押し目買いの好機とみておきたい。

■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1250万株、買い1390万株、差し引き140万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月31日(金):1560万株の買い越し
6月3日(月):60万株の売り越し
6月4日(火):790万株の買い越し
6月5日(水):1390万株の買い越し
6月6日(木):230万株の買い越し

■前場の注目材料

・円高加速でドル・円は一時95円台、シカゴは大証比120円安の12700円
・中小型株には信用取引の追い証発生に伴う換金売り懸念
・セリング・クライマックスを見極める展開へ

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 5月分日本銀行の対政府取引
《KO》

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