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三菱重工、米社向けGTCC発電設備を受注 長期メンテナンス契約も締結
三菱重工業は5日、米国の電力会社であるポートランド・ジェネラル・エレクトリック社がオレゴン州に建設するカーティ発電所向けの、出力44万kWの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注し、併せて長期メンテナンス契約も締結したと発表した。M501GAC形ガスタービンと最終翼50インチの蒸気タービンを中核機器に採用した高効率のGTCC発電設備で、運転開始は2016年夏の予定。
今回のGTCC発電設備は、同プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)契約者であるスペインの大手エンジニアリング会社アベンゴア社の米国子会社から、三菱重工の原動機事業の米国拠点であるMPSA(Mitsubishi Power Systems Americas, Inc.)を通じて受注したもの。オレゴン州のボードマン近郊に建設する設備で、運転開始後は地域の旺盛な電力需要を賄うこととなる。
GTCC発電設備は、M501GAC形ガスタービンのほか、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成される。このうちM501GAC形ガスタービンは、三菱重工のガスタービンの米国生産拠点であるサバンナ工場(ジョージア州)で製作し、蒸気タービンは高砂製作所で手掛ける。発電機は三菱電機が供給する。
また、運転開始後は、長期メンテナンス契約に基づき、ガスタービンと蒸気タービンの保守・管理、代替部品の供給およびリモートモニタリングなどに当たる。
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