ドル・円は100円台前半で推移、徐々に米国景気回復を好感する株高・円安へ

2013年6月5日 08:40

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記事提供元:フィスコ


*08:40JST ドル・円は100円台前半で推移、徐々に米国景気回復を好感する株高・円安へ
ドル・円は100円21銭辺りまで上伸。先月後半から続いた円高の動きが、最近はある程度反転しつつある。

きのう4日発表された4月の米貿易収支では赤字幅が前月から拡大したものの、ドル売り圧力は限定的。市場からは、米国で弱い統計がひとつ発表されたからといって、全般的なドル上昇シナリオに心理的影響は与えないとの見方が出ている。

日本時間きょう5日午後9時15分には5月のADP雇用統計が発表される。予想はポジティブな内容で、見通し通りで着地すれば「金利上昇→ドル高」のシナリオに結びつく公算が大きい。

また、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)の縮小に向けた準備態勢に入ったことは市場に徐々に認知され始めているもよう。市場との対話が巧妙なバーナンキFRB議長が打ち出した「過度なQE3継続期待」の冷却努力が実を結びつつあり、投資家からは早ければ9月からの資産購入ペースが縮小されるとの見方が強まっている。

足元では「米QE3縮小→流動性相場の後退に伴う株安→リスク回避による円高」の傾向が鮮明化していたが、市場が落ち着きを取り戻せば米経済の回復を素直に好感する株高・リスク志向回復による円安の流れに戻る可能性も高い。

《RS》

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