指数は売り仕掛けに注意、個人はバイオ株など材料系にシフト/ランチタイムコメント

2013年6月3日 12:12

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記事提供元:フィスコ

[ランチタイムコメント]

11:54JST 指数は売り仕掛けに注意、個人はバイオ株など材料系にシフト

 日経平均は大幅に下落。298.90円安の13475.64円(出来高概算18億6000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場の大幅な下げの流れを受けて、幅広い銘柄に売りが先行した。寄り付き前のSGX(シンガポール)先物が13600円台をつけたこともあり、大証225先物は13540円でのスタートと、シカゴ先物清算値(13455円)を上回って始まった。これにより日経平均は13550円処で始まったが、その後はじりじりと下げ幅を広げる展開となり、一時13387.02円と13400円を割り込む局面をみせている。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の7割を占めている。セクターでは証券、パルプ紙、その他金融、銀行、不動産、海運、非鉄金属、保険、鉄鋼などが冴えない。一方で、電気ガス、卸売、サービスが小じっかり。物色は個人主体の材料株に資金が集中する格好となり、丸栄<8245>、群栄化<4229>などが強い。また、タカラバイオ<4974>などバイオ関連が軒並み上昇している。

 日経平均は13500円を挟んでのこう着が続いている。シカゴ先物にサヤ寄せする格好となれば押し目買いも意識された。しかし、SGX先物が下げ渋りをみせたことで、寄り付き段階で押し目買いの動きもみられ、その後の先物主導による下げで神経質に。売り一巡後は下げ渋る局面もみられているが、ファナック<6954>の前引け後の指値は、売りが14720円に100株、買いは14710円に1500株である。指値状況が薄いなか、先物主導によるインデックス売買に振らされやすいため、注意が必要であろう。

 前引け段階の日経平均の下落率が2.17%、TOPIXが1.64%である。後場は日銀のETF買いが意識される半面、戻りの鈍さが目立つようだと、仕掛け的な動きにつながる可能性がありそうだ。もっとも、個人は材料系の銘柄にシフトしており、日経平均を意識しつつも、これに翻弄され難い状態。また、バイオ株などへの物色に集中しているため、中核的な銘柄がダレなければ、資金シフトが強まることになりそうだ。

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