日本精密:前期は減収減益だったが、今期売上高は過去最高を更新する見込み

2013年5月31日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今期は時計バンド、メガネフレーム共に増収を計画

 日本精密<7771>(JQS)の13年3月期の連結業績は、特に欧州の顧客企業からの大幅な受注減少の影響が大きく、売上高は55億85百万円(前年同期比7.0%減)となった。損益面では、売上総利益は製造子会社(ベトナム)での人員拡充など、人件費の増加をコスト削減では追いつかず15億86百万円(同10%減)となった。営業利益は本社生産技術・開発部門などの人員拡充に伴う人件費及び村井での広告宣伝費の増加などにより1億3百万円(同69.2%減)となった。経常利益は円安による為替差益が発生したが、営業利益の減少により1億5百万円(同64.5%減)となり、純利益は税制改正による税負担の増加が発生、90百万円(同69.6%減)と減収大幅減益で決算した。

 時計バンドでは、カシオ関連は、前々期の大型スポット案件の売上部分は減少したが、リピートオーダーが5%増加。スイスメーカー向けは、景気低迷の影響で減少。売上高は33億50百万円(同8.6%減)、セグメント利益1億8百万円(同59.5%減)となった。

 メガネフレームでは、ドイツの高級品メーカーからの受注減で大幅な減少。村井は、新ブランド投入などにより増加。売上高は19億53百万円(同1.3%減)、セグメント利益2百万円(同88.9%減)と減収大幅減益となった。

 その他では、静電気除去器の大幅な売上減少により、売上高は2億82百万円(21.7%減)、セグメント利益△28百万円(前年同期10百万円の利益)となった。

 今期通期の見通しは、時計バンドは、国内大手時計メーカーの事業規模拡大に対応し、シェアの拡大を推し進めるとしている。メガネフレームは、村井では前期投入した新ブランドの販売強化、売上増加を見込んでおり、それにより、売上高は65億47百万円(前期比17.2%増)、営業利益は2億30百万円(同123.1%増)、経常利益は1億96百万円(同85.7%増)、純利益は1億75百万円(同92.8%増)と今期売上高は過去最高を更新する見込み。

 株価指標は、PERは10.6倍(今期予想一株当たり純利益11.50円で算出)、PBR1.17倍(実績)と指標的には割安となろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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