【アナリストの眼】エフティコミュニケーションズ株価は「下ヒゲ」足で底値感、今期も大幅増益、株式分割へ

2013年5月29日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 OA機器販売のエフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)の28日株価は3300円安の17万3100円、5月13日の高値27万円から調整が続いている。好業績を評価して下値に対する抵抗力もみられる。

 法人向けビジネスホン・OA機器、プリンタ関連消耗品、LED照明機器などを主力に、コンシューマ向けドコモショップ運営なども展開している。保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略として、設置型サーバーやLTE対応モバイルWi-Fiルーターなど新商材も強化している。

 5月14日発表の前期(13年3月期)連結業績は前々期比3.3%増収、同2.5倍営業増益、同2.4倍経常増益、同95.1%最終増益だった。法人向けのビジネスフォン・OA機器やLED照明などが好調で、電気通信設備工事・保守も順調だった。コンシューマ事業も順調に推移し、ストック収益積み上げ戦略が奏功して営業損益が大幅に改善した。配当は同1500円増配の年間3000円とした。

 今期(14年3月期)の見通しは売上高が前期比4.6%増の480億円、営業利益が同12.6%増の35億円、経常利益が同9.6%増の36億円、純利益が同13.6%増の20億円としている。引き続きストック型サービスの開発・販売を強化するとしている。光通信<9435>との資本・業務提携強化、グリムス<3150>と合弁で設立したGFライテック(持分法適用会社)などの寄与も期待されるだろう。配当予想は前期と同額の年間3000円(第2四半期末1000円、期末2000円)とした。

 なお5月20日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。このため期末の1株当たり配当金は20円となる。

 株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値27万円から急反落し、5月23日に15万2500円、5月24日に15万5000円まで調整する場面があったが、5月27日には前日比2万400円(12.50%)高の18万3600円まで急反発する場面があり、値幅調整完了感を強めている。

 5月28日の終値17万3100円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万7676円75銭で算出)は10倍弱、今期予想配当利回り(会社予想の年間3000円で算出)は1.7%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS5万2830円82銭で算出)は3.3倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面だが、15万円近辺で下ヒゲを付けて下値確認の形のようだ。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発の動きを強めている。今期好業績見通しを評価して高値圏回帰の動きが期待されるだろう。狙い場といえるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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