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【アナリストの眼】クレスコ株価は06年1月高値に接近、クラウド関連の受託ソフト好調で2ケタ増益、上値追いへ
<業績&株価分析>
受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)に注目したい。今期(14年3月期)好業績見通しであり、株価は水準を切り上げて06年1月の高値に接近している。これを突破すれば一段高の可能性もあるだろう。
5月7日に発表した前期(13年3月期)連結業績は、前々期比10.2%増収、同20.5%営業増益、同20.1%経常増益、同71.8%最終増益だった。クラウド関連の受託ソフト開発が好調で、クレスコ北陸(旧ソラン北陸)とシースリーの子会社化、不採算だったマーケティングソリューション事業(沖縄センター)の譲渡も寄与した。純利益については、役員退職慰労引当金繰入額を特別損失に計上したが、持分法適用子会社アプレッソの株式売却益を特別利益に計上した。なお配当は前々期比3円増配の年間25円とした。
今期の見通しは、売上高が前期比15.6%増の220億円、営業利益が同13.5%増の14億10百万円、経常利益が同8.5%増の15億30百万円、純利益が同12.5%増の8億60百万円としている。組込型ソフトウェア開発は新規案件が少なく厳しいとしているが、クラウド関連の受託ソフト開発が引き続き好調であり、4月に子会社化したクリエイティブジャパンも寄与する模様だ。配当予想は前期と同額の年間25円(第2四半期末12.5円、期末12.5円)とした。
クラウド関連やビッグデータ関連の市場拡大が追い風であり、さらに消費増税前の企業のIT投資駆け込み需要も期待されるだろう。さらに中期的な収益力向上に向けて、M&Aや得意分野を持つビジネスパートナーとのアライアンス戦略を推進するとともに、収益力の低下しているグループ子会社の再編・統合・業態転換なども推進する模様だ。
株価の動きを見ると、4月の急騰後は上げ一服となって概ね800円近辺で推移していたが、決算発表を好感して5月7日に890円、さらに5月15日に年初来高値894円まで上値を伸ばして06年1月の高値900円に接近している。5月20日の終値857円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円58銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS786円92銭で算出)は1.1倍近辺である。
短期的な中段保ち合いを挟みながら上放れて水準を切り上げる展開で、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだろう。今期好業績見通しであり、指標面に割高感はなく、06年1月の高値900円を突破すれば一段高の可能性もあるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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