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【株式評論家の視点】日産化学工業は今期増額の可能性強まる、中期経営計画も見直し人気誘う
<銘柄の見所>
日産化学工業 <4021> は今後株価の再評価機運が強まる方向が予想される。前2013年3月期は売上げ1538億円と前々期比3%増、営業利益195億円と同26%の増益を確保した。ただ、今2014年3月期については売上げ1560億円と前期比1%増、営業利益が204億円と同4%増の慎重な見通しが明らかにされ、収益停滞を嫌気して利益確定の売りを誘発する結果になっている。
ただ、機能性材料部門は、「サンエバー」(液晶表示用材料ポリイミド)が、スマートフォンおよびタブレットPCに加え、テレビ用液晶パネル向けが増加。化学品部門は「アドブルー」(高品位尿素水)が順調に推移し、メラミン(合板用接着剤原料等)も回復感を強めている。そうした状況を背景に、アナリスト筋は今期業績の増額修正が有力とみている。
また、決算発表と同時に新たな中期経営計画StageII(2013年度から2015年度)を今期からスタートさせることを明らかにした。これは2010年4月からスタートした6か年の中期経営計画のStageⅠ(2010年度から2012年度)が終了したのに伴い、後半3か年の姿を明らかにしたもの。最終年度の2016年3月期のあるべき姿を「機能性材料(電子・無機・有機)とライフサイエンス(農薬・医薬)の2分野が成長牽引の両輪となり、化学品および関係会社が収益基盤を固めることで、成長力と安定感のある化学メーカーとしての地位の確立を想定している。
機能性材料はデファクトスタンダード(事実上の標準)となる技術を確立し、最先端材料はもとより、世界のマーケットで支持される安価で十分な機能を備えた製品を供給する。ライフサイエンスは、世界的な人口増加による食糧不足の解決を促す農薬、人類の生存に深くかかわる医薬を軸として、継続的に新剤を開発する。その結果、最終年度の営業利益は260億円(前期195億円)を目指す。株価は中期上昇トレンドを描いていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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