【株式評論家の視点】日本アジアグループは居どころ足元の好業績、先行きの成長力を兼備

2013年5月15日 09:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

 日本アジアグループ<3751>(東マ)の株価が本格評価の局面に踏み込んできた。5月14日に発表された前2013年3月期の業績は売上げが643億8400万円(前々期609億1900万円)、営業利益14億9700万円(同6億9900万円の損失)の大幅増収益となった。前期は決算期が従来の4月から3月に以降した11か月決算だったが、収益が様変わりの向上期に入ったことを印象付ける決算になった。今2014年3月期は売上げ690億円と前期比7.2%増へ、営業利益も25億円、同67%増へさらに好転する見通し。

 東日本大震災関連の復興業務の本格化を受け、復興関連業務、防災関連業務およびODA関連業務を中心に積極的な受注活動を推進している「空間情報コンサルティング事業」が好調なほか、不動産開発・賃貸、住宅分譲及び太陽光発電施設の設計施工を行っている「グリーンプロパティ事業」も収益拡大が続いている。

 そして今後に期待が大きいのが太陽光発電施設の開発・運営管理及び売電事業を行っている「グリーンエネルギー事業」。これまでの発電所の受託開発を中心とした事業モデルから売電事業を中心とした事業モデルへ転換中だ。昨年11月香川県坂出市の太陽光発電所が、今年3月には星が浦、音別、中札内の北海道の太陽光発電所がそれぞれ稼動を開始するなど拡大が続いている。

 発電所の開発期間中は、開発コストを計上する一方、売電収入が見込めないこと、また、大規模な発電所開発に至っては発電所稼働までに数年間要することもある。そのため、、案件開発にかかる投資コストが売電収入を上回るため、この部門は前期は損失計上を余儀なくされている。ただ、長期的には安定的収益貢献が期待できるだけに、ここらあたりが再評価を呼び込む原動力になりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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