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【編集長の視点】キーコーヒーは自己株式売出しを織り込み下げ過ぎ訂正で全値戻し指向
<銘柄ウオッチ>
キーコーヒー <2594> は、今年3月6日払い込みで実施した自己株式処分・売出し(処分価格1520円)を嫌って年初来安値1473円まで100円超幅の急落となったが、その後4月30日に発表した前3月期期末配当の増配などを評価して織り込み済みとして下げ過ぎを訂正、年初来高値1650円までリバウンド幅を拡大する展開が想定される。 5月15日には3月期決算の発表を予定、今2014年3月期業績は、減益転換が観測されているが、相次いだM&Aや株式売出しで調達した資金で実施する効率化投資の寄与などによる業績期待も底流しており、決算発表も注目ポイントとなりそうだ。
自己株式処分・売出しは、「品質第一主義」を経営理念に収益性の改善と市場競争力の強化を2つの柱とし、昨年3月にアマンドを連結子会社化、今年1月に銀座ルノワール<9853>(JQS)と資本・業務提携して事業強化を図っている同社が、商品の品質維持・向上、製造の効率化につながる設備投資資金を調達する目的で実施したもので、手取概算額約8億円は、宮城県、千葉県、愛知県、佐賀県などのコーヒー関連事業の生産設備更新・新設などに充当する。
同社の株価は、昨年10月に前2013年3月期業績を上方修正、今年1月には同純利益を再上方修正、9億9000万円(前々期は7000万円の赤字)と黒字転換幅を拡大したことで年初来高値まで買い進まれた。昨年10月の上方修正は、最高値圏にあったコーヒー原料の生豆相場が落ち着き、販管費削減につながったことが要因となり、今年1月の純利益の再上方修正は、銀座ルノワールとの提携で負ののれん益4億8000万円が発生したことが要因で、株価は実態好転をポジティブに評価したものである。それだけに株式売出しの需給悪化を嫌って調整場面となった。
ただこの好実態は、今2014年3月期業績にも継続されることは間違いなく、例えば東洋経済会社四季報春号では、今期業績を負ののれん益一巡、コーヒー生豆相場底打ちによる採算悪化で減益転換を予想しているが、観測報道通りとなるかウオッチする必要がある。
年初来高値から同安値までの調整幅の半値戻し水準までリバウンドした株価は、全値戻しの年初来高値奪回にトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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