【アナリストの眼】イーブックイニシアティブジャパンは電子書籍配信好調で今期も増収増益、株価は再動意のタイミング接近

2013年5月8日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  電子書籍配信のイーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)に注目したい。株価は再動意のタイミングが接近しているようだ。今期(14年1月期)好業績見通しを評価して上値を試す可能性があるだろう。

  電子書籍サービスの「eBookJapan」を運営している。今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比31.8%増、営業利益が同5.8%増、経常利益が同5.6%増、純利益が同13.9%増としている。版権使用料率の高い出版社の売上構成比上昇に伴う粗利益率低下、新規顧客獲得のための広告宣伝費増加、品揃え増強やサービス拡充のための人員増加などが利益圧迫要因となるが、配信冊数増加などで増収増益の見込みである。

  漫画コミックの品揃えに強みを持ち、スマートフォン・タブレット市場の拡大に合わせて、漫画以外の文字ものの取扱拡大、新刊同時発売、新旧小説の許諾獲得のスピードアップ、使いやすさ向上なども推進している。中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、前期決算発表後の3月中旬に動意付き、1600円近辺から4月15日の3935円までほぼ一本調子に上昇した。その後は急騰の反動で上げ一服の形だが、概ね3000円~3500円近辺で推移している。3000円台で値固めの動きのようだ。5月7日の終値3450円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS69円35銭で算出)は50倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS261円26銭で算出)は13倍近辺である。

  短期間で急騰したため高値圏での日柄整理の局面だが、日足チャートで見る25日移動平均線が追い付いて再動意のタイミングが接近しているようだ。市場全体で電子書籍関連の人気がやや沈静化しているが、中期的な収益拡大期待で4月の高値を試す可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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