関連記事
【株式評論家の視点】井関農機は国内、海外両市場の環境好転を評価、業容拡大も急ピッチ
<銘柄の見所>
井関農機 <6310> が高値もみ合い放れのパターンに切り替わり、上値への期待が強まってきた。安倍政権が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に向け、農業を成長分野と位置付け、大規模農家への農地集約や、全国で約40万ヘクタールある耕作放棄地の解消など、農業政策を積極化する方針と伝えられたことが手掛かり。これまでは国内低調を前提に海外展開を評価する流れだったが、国内の環境好転という大きな要素が加わったことで、相場がスケールアップに向かう方向が予想される。
前2013年3月期の第3四半期の累計決算は売上げが1178億円と前年同期比8%増、営業利益が55億円と同44%の大幅増益を達成した。戸別所得補償制度の定着や米価の回復による農家所得の改善、震災の復興需要、OEM機の販売増などで農業機械が伸長したことが要因。通期の見通しについては営業利益55億円と前々期比30%増を見込んでいる。第4四半期は100万円の営業損失となるが、農機の不需要期に当たることや、今2014年3月期の第1四半期以降の販売拡大に備えた在庫増に絡む費用の計上などが利益を圧迫するという。ただ、第4四半期の為替レートについては1ドル87円、1ユーロ116円とかなり保守的。5月13日の決算発表へ向け増額の可能性も強い。
海外展開も積極的で、農業の機械化が急速に進む中国市場へ、井関農機(常州)有限公司・東風井関農業機械(湖北)有限公司の2拠点を核とした事業の積極展開を図る。将来の成長が見込まれる東南アジア市場に向けても、市場にマッチした商品開発により、拡販と井関ブランドの市場定着を図っていく方針だ。
売上げは長い間1400億円台が続いていたが、前3月期に1550億円台に乗せ、今2014年3月期には1600億円台に乗せる見込みだ。業容拡大のスピードが評価されていくだろう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【狙い場・買い場】アドアーズはJトラスト関連で業績改善期待強い、急伸後の下値確認(2009/04/22)
・【狙い場・買い場】エフティコミュニケーションズ急騰後の調整はほぼ完了、光通信と資本・業務提携(2009/04/22)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
