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【アナリストの眼】クリナップは住宅着工・リフォームを背景としてシステムキッチン、システムバスが好調、5月8日の決算に期待、株価出番接近
<業績&株価分析>
システムキッチン大手のクリナップ <7955> に注目したい。株価は2月高値後に上げ一服の形だが、強基調を継続して短期調整の一巡感も強めている。中高級タイプの商品力やブランド力の強化に加えて、消費増税前の駆け込み需要なども追い風となって好業績が期待されるだけに、株価は高値を試す可能性があるだろう。
堅調な住宅着工やリフォーム需要を背景として、システムキッチンやシステムバスの販売が好調な模様である。前期(13年3月期)連結業績は、純利益が税効果一巡で減益だが、原価低減効果も寄与して大幅営業増益の模様だ。さらに今期(14年3月期)は、西日本の生産拠点増強に伴う償却負担増加があるものの、消費増税前の駆け込み需要なども追い風となって好業績が期待されるだろう。なお前期決算の発表は5月8日の予定である。
中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンのシェアアップ、リフォーム政策の推進、ショールームの総合競争力強化などを重点施策としている。12年7月にオープンした同社最大の天空ショールーム「キッチンタウン・クリナップ・大阪」では、来場者数が前年比2~3倍と大幅に増加している模様だ。コンセプトを「ひとりひとりのキッチンストーリーへ」として、中級タイプで初めてステンレスキャビネットを採用したシステムキッチン「クリンレディ」などの中高級タイプを、リフォーム需要向けに伸ばす戦略だ。さらにイベント対応型や空間展示型などへ、各地のショールームの全面リニューアルも進める方針だ。
株価の動きを見ると、2月6日の戻り高値694円から一旦反落して600円台を割り込む場面もあったが、足元は概ね600円台半ばで堅調に推移している。好業績に対する評価を強める動きだろう。4月19日の終値639円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS38円63銭で算出)は16~17倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1154円67銭で算出)は0.6倍近辺である。
週足チャートで見ると一時的に調整する場面があっても、26週移動平均線がサポートラインとなって反発している。下値の堅さを確認した形であり、強基調を継続しているようだ。短期調整が一巡して2月高値を目指す動きを強めるだろう。また700円手前がフシの形となっているが、今期業績見通し次第ではフシを突破して一段高の可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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