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【編集長の視点】立花エレは連日の高値、積極的なM&A評価で4ケタ相場へ
<銘柄ウオッチ>
立花エレテック <8159> は、30円高の939円と3営業日続伸し、連日の昨年来高値となっている。昨年12月に半導体デバイス販売子会社を設立し、ルネサスエレクトロニクス <6723> から半導体製品の再販事業などを譲り受けると発表したことが、昨年6月に資本業務提携した高木商会(東京大田区)に続く積極的なM&Aと評価して底上げし、今3月期純利益が連続して過去最高を更新することがフォローして割安修正買いが増勢となっている。
ルネサスエレからの事業譲り受けは、自動車や産業機器向けのマイコンに特化している同社が、非中核事業の半導体の販売事業を切り離して経営再建を進めるために、半導体や液晶パネル、電子基板の販売事業を立花エレに譲渡するもので、同事業の従業員も引き受け、同事業の今期売り上げは80億円に達する。また高木商会との資本業務提携、持分法適用会社化は、立花エレと同業のFA商社として国内に21営業拠点、香港に1拠点を展開し、顧客層も取扱商材も立花エレと重複部分が少なく、年間売り上げ70億円が立花エレの業績に上乗せとなる。
一方、同社の今3月期業績は、売り上げ1275億円(前期比3%増)、経常利益43億5000万円(同1%増)、純利益26億円(同5%増)と続伸が予想され、純利益は、連続して過去最高を更新する。主力のFAシステム事業や半導体デバイス事業は、自動車関連向けの工作機械や誘導加熱装置が好調に推移し、中国を中心にアジアでのビジネス展開を積極化、半導体や液晶製造装置メーカー向けの受注減少をカバーしていることなどが寄与する。
株価は、昨年10月の昨年来安値608円から「アベノミクス」効果による急速な円高修正を受けて底上げ、積極的なM&Aも買い評価されて昨年来高値まで5割高した。なおPERは7倍台、PBRは0.5倍と割安で2008年6月につけた990円の奪回から2007円12月以来の1000円大台での活躍が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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