【銘柄診断】下値固めたヒーハイスト、PBR0.2倍、受注に明るさ

2013年2月27日 09:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ヒーハイスト精工 <6433> (JQS)は、26週移動平均線を下から上抜きゴールデンクロスを示現した13週移動平均線を下支えに下値を切り上げており、PBR0.2倍の下げ過ぎ訂正が進んでいる。昨年11月に今3月期業績を下方修正し、赤字転落したが、織り込み済みとして逆に昨年来安値95円から底上げしており、今期第3半期(3Q)決算で、一部製品の受注が増加したことも、来期業績への期待を高めている。

  同社の今期業績は、中国子会社連結化で連結決算となり、昨年11月に下方修正され、純利益は、今年8月予想の6000万円から4500万円の赤字へと落ち込んだ。主力製品の直動ベアリングの受注が、産業用機械関連向けに大幅に減少、さらに前期に計上した保険解約返戻金の特別利益が一巡したことなども要因となった。今年2月14日に開示した今期3Q決算も、純利益は、3000万円の赤字で着地し、直動機器の受注減少は続いたが、ただ精密部品加工は、一般受託加工部品やレース用エンジン部品の受注が増加し、ユニット製品も、電子部品業界、液晶製造装置向けなどの受注が、横ばいで推移していることから、来期業績の持ち直し期待にもつながっている。

  株価は、業績下方修正で昨年来安値まで下ぶれたものの、年明け以降は織り込み済みとして126円まで底上げ、3Q決算発表でこの半値戻し水準を固めてきた。PBR0.2倍の下げ過ぎ訂正で126円高値抜けから昨年来高値137円を意識しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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