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【注目銘柄】やまやは減益転換ペースの業績を織り込み3Q業績をテコに割安修正
やまや <9994> は、東北地方を地盤とする酒類のディスカウントストアチェーンで、東日本大震災発生に際しては「がんばろう東北」キャンペーンなどの大震災特需で業績が大きく伸び、株価も上場来高値1909円まで買われた。この震災特需が一巡し、今期業績が減益転換ペースで推移していることから、株価も970円まで調整、下げ過ぎとして3分の1戻しまで持ち直してきた。今年2月7日開示の今3月期第3四半期(3Q)決算は、減益転換して着地したものの、3月通期業績に対して高利益進捗率を示しており、これをテコにさらにリバウンド幅を拡大する展開が有力である。
同社の株価は、大震災直後は同社一部店舗が被災したこともあり、2日間ストップ安を続けるなど急落した。しかしその後、業績が特需恩恵で上方修正されるなど好調に推移、前期純利益は、21億4300万円(前々期比2.6倍)と大幅続伸して過去最高を更新した。つれて株価も上場来高値更新と人気化した。
今期業績も続伸を予想、純利益は、22億円(前期比2%増)と連続の過去最高更新としたが、第1四半期、第2四半期と業績が減益転換するとともに株価も調整局面入りとなった。3Q業績も、大震災特需一巡で経常利益が前年同期比5%減、純利益が4%減と減益転換して着地したが、大震災の影響のなかった前々期3Q業績対比では増収増益となった。また3月通期業績対比の利益進捗率は、78~85%と目安の75%をクリア、ようやく減益ペース業績は織り込み済みとのコンセンサスが形成されてきた。
株価も、13週移動平均線と26週移動平均線がデッドクロスをして調整局面入りとなったが、今年年初には、これがゴールデンクロスに転換してこの13週線を下値支持ラインに株価も3分の1戻しまでリバウンドしている。PER6倍台、PBR0.7倍の下げ過ぎ訂正で調整幅の半値戻し1439円クリアから3分の2戻し1596円が戻りメドとなろう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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