【株式評論家の視点】波乱のパイオニアに依然先高感消えず、人員削減効果に期待

2013年2月14日 11:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  パイオニア <6773> が目先底打ちの兆しを強めてきた。2月12日に発表された今2013年3月期の純利益が従来予想の10億円の黒字から40億円の赤字(前期は36億7000万円の黒字)に減額されたことをきっかけに波乱場面に遭遇している。

  ただ、営業利益は150億円から100億円(前期125億円))への下方修正に止まっており、決して実状が大きく悪化しているわけではない。そうした業績悪化を受けて国内でグループ会社を含め800人を削減すると発表した。固定費の削減は年間100億円に達すると見られており、今後の収益アップにつながるだろう。また、有機EL照明を量産する完全子会社を設立するなど、先行き期待の材料も浮上してきた。

  ここへきての波乱場面では個人投資家の積極的な買いが目立ち、反転相場を期待するムードが盛り上がりつつある。レーティング最上位継続の証券会社もあり、先高感は消えていない。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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