アイセイ薬局:第3四半期は2ケタ増収ながら減益、薬剤師人件費コストの増加、新店開発の遅れ等が響く

2013年2月14日 09:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■その他の事業である介護福祉事業、不動産リース事業、医薬品卸事業の業績は大幅増収増益と順調

  調剤薬局を展開するアイセイ薬局 <3170> (JQS)は、新店の開店、店舗の譲受により店舗数を拡大しているが、繁忙期の薬剤師不足を解消できなかったことが人件費の増加に繋がる等の理由から第3四半期連結業績は増収ながら減益となった。

  一方、その他の事業である介護福祉事業(愛誠会)、不動産リース事業(日本医療サービス)、医薬品卸事業の業績は大幅増収増益と順調に推移している。

  その結果、売上高308億25百万円(前年同期比12.1%増)、営業利益8億95百万円(同34.4%減)、経常利益8億30百万円(同33.0%減)、純利益2億23百万円(同60.6%減)と2ケタ増収ながら減益となった。

  店舗の出店状況は、1店舗閉鎖、8店舗譲渡、新規出店14店舗、事業譲受14店舗となったことから前期末比19店舗増加の233店舗となっている。その結果、調剤薬局事業の業績は、売上高295億76百万円(前年同期比12.1%増)、セグメント利益26億41百万円(同0.8%減)と2ケタ増収ながら減益となった。

  その他の事業は、売上高22億57百万円(同25.6%増)、セグメント利益1億61百万円(同72.0%増)と大幅増収増益となっている。

  通期連結業績予想については、1月25日に売上高を上方修正する一方で、薬剤師不足に起因する薬剤師人件費コストの増加、新店開発の遅れ、減損損失の計上等を理由に、営業利益以下を下方修正している。

  通期連結業績予想は、売上高424億58百万円(前期比12.1%増)、営業利益14億83百万円(同22.0%減)、経常利益12億95百万円(同純利益4億14百万円(同47.6%減)を見込む。

  チャート的には安値圏で推移している。株価指標は、予想PER12.0倍(今期予想一株当り利益181.44円で算出)、配当利回り2.5%。日経平均ベースの予想PERが12日(火)の引けで20.0倍と20倍台に乗せていることに加え、成長企業であることを踏まえれば割安歴然。株価の見直しが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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