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【アナリストの眼】株価上昇勢い強いゲームカード・ジョイコ、利益進捗率高い
<業績&株価分析>
ゲームカード・ジョイコホールディンス <6249> (JQS)は、今期(13年3月期)業績見通し再増額の期待で、株価は12年3月の高値を突破した。上値追いの展開が期待されるだろう。
2月6日に発表した第3四半期累計(4~12月期)連結業績は、売上高が前年同期比6.1%減、営業利益が同20.2%減、経常利益が同21.1%減、純利益が同55.7%減だった。減収減益だが、各台計数タイプ関連機器やカード収入が想定以上に好調だったことに加えて、研究開発投資の一部が第4四半期(1~3月期)ズレ込んだため期初計画に比べて減益幅が縮小した。
通期見通しについては10月18日の増額修正値を据え置き、売上高が前期比8.2%減の400億円、営業利益が同48.4%減の23億円、経常利益が同49.4%減の23億円、純利益が同69.4%減の14億円としている。ただし通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が77.9%、営業利益が135.1%、経常利益が134.9%、純利益が137.3%となり、利益はすでに大幅に超過達成している。研究開発投資の一部がズレ込んだためとしているが、パチンコ向けカードユニットの各台計数タイプ、パチスロ向けメダル貸機、カード収入などが想定以上の模様であり、再増額の可能性が高いだろう。
株価の動きを見ると、昨年11月中旬の1270円近辺から反発して右肩上がりの展開となり、着実に水準を切り上げている。2月7日には12年3月の高値1600円を突破して1615円まで上昇する場面があった。今期再増額を期待する動きだろう。2月12日の終値1581円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS98円16銭で算出)は16~17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2881円68銭で算出)は0.5倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだろう。今期再増額の可能性も考慮すれば指標面に割高感はなく、12年3月の高値を突破したことで先高感も強まるだろう。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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