【編集長の視点】高純度化学は上昇率トップ、3Q業績続落も自己株式取得でカバー

2013年1月29日 12:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  日本高純度化学 <4973> は、2万9500円高の23万9500円と変わらずを含めて3営業日続伸し、昨年3月19日につけた昨年来高値21万8000円を一気に更新している。東証1部上昇率ランキングのトップに躍り出ている。前日28日に発表した今3月期第3四半期(3Q)決算が、続落して着地したが、同時発表の自己株式取得でカバーし割安株買いが増勢となっている。

  3Q業績は、前年同期比1%増収、3%経常減益、30%純益増益と伸び悩んだ。スマートフォンやタブレット型PC向けの高精細コネクタ用硬質めっき薬品や高性能半導体パッケージ基板用の無電解金めっき薬品は、旺盛な需要に支えられ販売が順調に推移したが、金地金に高騰で顧客の節約志向が高まり、従来型の半導体パッケージ基板やデジタル家電向けめっき薬品の販売が低迷したことが要因となった。

  ただ3Q業績は、期初予想の3月通期業績に対して74~77%の利益進捗率と目安の75%をクリアしており、通期業績は、期初予想に変更はなく、純利益は、8億4000万円(前期比20%増)と増益転換を見込んでいる。

  自己株式取得は、経営環境の変化に対応して機動的な資本政策を遂行することを目的に取得株式数の上限を2000株(発行済み株式総数の3.32%)、5億円、取得期間を1月29日から6月20日までとして実施する。

  株価は、今期第2四半期業績が期初予想を下ぶれて着地したことで昨年来安値にあと2100円と迫る17万9100円まで売られ、野田佳彦前首相の解散総選挙表明に伴う全般相場の急反発とともに下げ過ぎ訂正で21万円台まで底上げした。PERは17倍台とまだ割高感は小さく、2011年5月高値24万4100円が次の上値フシとして意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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