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【アナリストの眼】精密加工のマルマエ急動意、11日、第1Q決算発表に期待
<業績&株価分析>
マルマエ <6264> (東マ)は、半導体・FPD・太陽電池関連製造装置に使用される真空部品や電極などの精密加工事業を展開している。株価は足元で動意付いた。1月11日発表予定の第1四半期(9~11月期・第1Q)業績に対する思惑の可能性がありそうだ。
今期(13年8月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比0.3%減の11億円、営業利益が同29.0%増の65百万円、経常利益が同2.1倍の45百万円、純利益が40百万円で最終黒字化を見込んでいる。事業環境は引き続き厳しいが、FPD分野でスマートフォンやタブレット端末関連の出荷が進み、構造改革効果などで営業損益も改善する模様だ。
月次受注残高(速報値)を見ると、12年12月末時点でFPD分野が前年同月比2.8倍の2億6百万円、半導体分野が同8.2%減の32百万円、太陽電池・その他分野が同6.4倍の13百万円、合計で同2.3倍の2億52百万円となっている。今後の受注動向については、FPD分野がピークアウトするが、半導体分野が底打ちして緩やかに増加する見通しとしている。
株価の動きを見ると、安値圏の概ね2万円~2万2000円近辺でモミ合う展開だったが、年初に動意付き、1月9日にはストップ高水準の2万8000円まで上昇した。1月11日発表予定の第1四半期業績に対する思惑が広がった可能性があるだろう。9日の終値2万8000円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2292円79銭で算出)は12~13倍近辺となる。
日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して上伸した形である。また週足チャートで見ると、抵抗線だった26週移動平均線を突破して、2万円~2万2000円近辺のモミ合い展開から上放れた形である。煮詰まり感を強めてきっかけ待ちの状況だっただけに、第1四半期業績で順調な進捗が確認できれば一段高の可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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