【狙い場・買い場】LED照明のノア株価、官公庁案件拡大で見直し接近

2012年12月28日 09:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  LED照明機器商社のノア <3383> (名セ)は、収益改善に向けて官公庁案件への取り組みなどを重点戦略としている。

  今期(13年6月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比8.3%減の14億74百万円、営業利益が同38.9%増の88百万円、経常利益が同77.2%増の1億10百万円、純利益が同2.7倍の1億10百万円としている。ヤマダ電機<9831>新店舗向け大型案件が一巡する見込みであり、第1四半期(7~9月期)には受注確定遅れなどもあったが、新規顧客や官公庁向け案件の開拓、販管費削減などで営業増益を見込んでいる。得意とする高所照明市場にフォーカスして、街路灯や防犯灯などの官公庁入札案件への取り組みを強化する方針だ。

  なお、前期(12年6月期)業績が黒字化したことで継続企業の前提に関する疑義注記は解消されたが、14年6月末まで上場廃止猶予期間となり、14年6月期末から8営業日後までに上場再審査に入る。

  株価の動きを見ると、11月12日に年初来安値2590円を付け、その後も安値圏でモミ合う展開となっている。ただし下値を探る動きは見られず、ほぼ底値圏のようだ。12月27日の終値2702円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS1033円63銭で算出)は2~3倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS797円89銭で算出)は3.4倍近辺となる。

  週足チャートで見ると安値圏でのモミ合い展開だが、2500円台を割り込むことなく下げ渋り感を強めている。ほぼ底値圏と考えられ、抵抗線の13週移動平均線を突破すれば底打ち感を強めるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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