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サンコーテクノの接着剤を使わないオールアンカーに注目が集まる
■笹子トンネル天井版崩落事故の原因の一つに「接着系あと施工アンカー」の劣化が浮上
あと施工アンカー業界トップのサンコーテクノ <3435> (JQS)のオールアンカーに注目が集まっていることから、同社の株価は出来高を伴い、上昇している。
同社のオールアンカーは、接着剤を用いるあと施工アンカーとは異なり、アンカーの先端部が開口することでコンクリートにぴったりと密着し、コンクリート構造物が壊れない限り離れないといわれるほどの強度を持つ。
12月26日の日経の電子版によると、中央自動車道の笹子トンネル天井版崩落事故の原因の一つに「接着系あと施工アンカー」の劣化が浮上してきたと報じている。
記事の中で、あと施工アンカー工事協同組合の理事長である日本プロジェクト畑茂社長の「コンクリートと接着剤の界面に水が浸入して接着面がはがれたり、接着剤自身が劣化したりする可能性がある。開通から35年もたてば、どんな接着系アンカーも劣化する。様々な要素が重なって引っ張り耐久力が低下して、抜けてしまったのではないか」という意見を紹介している。
明確なことは、12月4日に国土交通省が事故原因を調査するために立ち上げた「トンネル天井版の落下事故に関する調査・検討委員会」の結果待ちということになるが、今のところ、接着系のあと施工アンカーの劣化が事故原因の可能性が高いと思われる。
接着系のあと施工アンカーに事故の原因があるとすると、同社のオールアンカーのニーズはさらに高まることになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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