【株式評論家の視点】JVCケンウッドは信用買残急減、中期計画見直し相場へスタート

2012年12月20日 11:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  JVCケンウッド <6632> に出番が回りそう。東京特殊電線 <5807> から医療用画像表示などの情報機器事業を取得、今後の業績向上への戦力化が期待され、見直し人気を誘う要因になっている。

  より中期的にはここへきて明らかになった新中期経営計画が株価の持続的な上昇につながる可能性が強い。カーエレクトロニクス事業ではスマートフォンなどを媒介として自動車と外部情報の接続が強化されるため、商品開発を強化する。また、ヘッドアップディスプレイなど運転支援機器の開発に注力、新興国事業も拡大を加速し、2016年3月期に営業利益200億円(前3月期128億円)を目指している。

  信用買い残は直近12月14日申し込み現在で393万株と7月当時のピーク1151万株から急減している。中期経営計画の見直し相場入りを阻害する要素がなくなってきただけに、長い休養明け相場が繰り広げられる可能性が強い。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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