関連記事
【アナリストの眼】インフォマートの「FOODS info Mart」利用数増加
<業績&株価分析>
インフォマート <2492> (東マ)は、フード業界向けなどに企業間電子商取引サービス事業を展開している。プラットフォーム「FOODS info Mart」の利用企業数は、12年9月末時点で3万116社となり前年比4381社増加した。利用企業数は増加基調であり、中期的な収益拡大が期待されるだろう。
今期(12年12月期)連結業績見通しについては、10月31日に売上高の減額修正と利益の増額修正を発表し、売上高が前期比13.5%増、営業利益が同20.0%増、経常利益が同19.3%増、純利益が同2.6%増としている。通期会社予想に対する第3四半期累計(1~9月期)の進捗率は、売上高が73.1%、営業利益が68.3%、経常利益が68.3%、純利益が61.1%だが、次世代プラットフォームの大部分のリリースを来期(13年12月期)に先送りするため、ソフトウェア償却費が計画に比べて減少する模様だ。
なお12年12月31日を基準日(12月31日は休業日のため実質的には12月28日)として1株を200株に分割し、単元株式数を100株(効力発生日13年1月1日)とする。
株価の動きを見ると、10月31日の利益増額修正と株式分割の発表も好感して11月2日に26万円まで上昇し、高値圏でのモミ合い展開を経て12月6日には26万5000円を付けて年初来高値を更新した。足元では概ね24万円~25万円近辺で推移している。17日の終値24万4000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万351円10銭で算出)は23~24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5850円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS7万2439円09銭で算出)は3.4倍近辺となる。
高値圏でのモミ合い展開だが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだろう。足元では13週移動平均線に対するプラス乖離率が縮小し、過熱感が解消されている。中期的な収益拡大期待で上値を追う可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【株式評論家の視点】ダイキン工業は中国の影響は軽微、業績減額を織込み上げ足は軽快(2012/12/17)
・【編集長の視点】株価反落のエイチームは東証1部指定替と記念増配で押し目買い(2012/12/17)
・【編集長の視点】クオール続伸にみる、当り屋レポーはお年玉銘柄の宝庫?!(2012/12/14)
・【編集長の視点】くらコーポ反落、業績続伸予想も市場コンセンサス下回る(2012/12/14)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
