【編集長の視点】株価反落のエイチームは東証1部指定替と記念増配で押し目買い

2012年12月17日 11:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  エイチーム <3662> は、95円高の3315円と3営業日ぶりに急反発して始まったあと、70円安と値を消し荒い動きとなっている。前週末14日大引け後に今7月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに、今期第2四半期(2Q)期末配当の東証第1部指定替えの記念増配を発表、1Q業績も高利益進捗率を示したほか、1部指定替えに伴う東証株価指数(TOPIX)算入に関する好需給思惑も加わり買い再燃となったが、上値の伸びが鈍いとして利益確定も優勢となっている。

  2Q配当は、今年10月に堅調な業績推移を踏まえて初配当として特別配当10円の実施を発表していたが、11月22日に東証1部に指定替えされたことでさらに1.22円上積みして11.22円(前年同期は無配)とする。期末配当は、10月の予想通りに未定を継続する。

  一方、1Q業績は、前年同期が四半期財務諸表を作成していないため前年同期比較はないが、経常利益は、6億7000万円、純利益は、4億円と予想を開示している7月通期業績に対して37~38%の利益進捗率と目安の25%をオーバーした。

  エンターテインメント事業でiPhone向けに今年2月に日本語版と英語版を同時にリリースした「ダークサマー」が、累計300万ダウンロードを超えるヒットとなり、グリー <3632> との協業2タイトルも、「AKB48ステージファイター」が、「GREE」ランキングで1位になったことなどが寄与した。

  7月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、10億5000万円(前期比77%増)と連続の過去最高更新を予想している。

  株価は、東証1部指定替え申請・特別配当の実施と新株式発行(発行価格3340円)・株式売出しとが綱引きして2614円安値まで下ぶれ、下げ過ぎ訂正で3610円まで反発したあと、発行価格を前にもみ合いを続けてきた。TOPIX算入は指定替え後1カ月でスタートするのが通例であり、TOPIX連動型のファンドの買い増し思惑などを支えに下値買いの再燃も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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