【相場熟者が答える投資相談】クボタの買増し賛成、震災に強さ発揮した耐震型水道パイプは注目

2012年12月16日 09:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 クボタ <6326> を800円で2000株持っています。買い増しを考えていますが、どうでしょうか。

  【答え】 12月14日(金)は7円高の902円と3営業日続伸し、5日につけた年初来の高値912円をうかがっています。

  16日投開票の衆院選に向けて主要政党がこぞって「大規模補正」予算の編成と景気刺激を訴えていることが買い手がかり。インフラ整備に対する期待感が高まる方向となっています。中でも、同社は鋳鉄管の最大手で、阪神大震災や東日本大震災でも被害を受けなかった耐震型水道パイプ(耐震管)を手がけていることが注目されています。

  足元の業績、国内外で農業機械が好調に推移し、今3月期売上高は1兆1500億円(前期比14.1%増)、営業利益は1050億円(同0.6%減)、経常利益は1050億円(同4.0%増)、純利益は650億円(同5.6%増)を見込んでいますが、北米の住宅市場が回復していることやアジア諸国がインフラ整備を推進していることから、同社が受ける恩恵は大きいと見られていますので、業績は中長期で底堅く推移するとの見方が優勢となっています。

  株価は、今年6月4日安値630円を底に、13週移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを堅持しています。信用取組倍率0.46倍の好需給も下支えし、4ケタ大台乗せも視野に入れています。テーマ性があり時流に乗っていますので、レンジ上限の10年1月高値945円を突破すれば、上昇に弾みがつく可能性があります。余裕があれば買い増しも可、中長期で持続もと考えます。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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