【株価診断】第一実業チャート「買い転換」、次期見通し好望、増配で割安

2012年12月14日 16:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  第一実業 <8059> =売買単位1000株の14日(金)終値は前日比7円高の386円。年初来高値434円(4月26日)から48円下、年初来安値308円(10月12日)に対しては78円上に位置している。とくに、年初来高値と安値の「中間値」371円は上回っている。

  チャートは、2010年秋ころから大きく捉えれば300~400円のモミ合いといえる。直近では、10月のボトムから25%強戻し、上げ率はTOPIXを上回っている。11月2日に13週線、11月22日に26週線をそれぞれ抜いて「買い転換」している。

  業績は堅調。今3月期は前期比6.0%増収、営業利益4.0%増益、1株利益58.9円の見通し。配当は2円増配の年16円の予定。

  機械商社でエネルギー関係に強い。経済の良いアメリカに強いことも人気面でプラスといえる。さらに、次期(2014年3月期)については四季報・新春号では1株利益を60.8円と予想している。

  配当利回りは4.14%と高く、今期予想1株利益でのPERは6.5倍、四季報の予想する次期ベースでは6.3倍にすぎず指標はかなりの割安。今後、新政権下で景気上向きや円安が進めば業績に対しさらに期待できよう。

  400円台に乗せれば、次は、2011年7月に瞬間的につけた485円が目安だろう。そこから先は景気及び為替次第だろう。当面、400円手前の水準は中期スタンスで好仕込み場といえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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