【引け後のリリース】大塚HLDがインドの合弁会社を正式発表し不透明感は後退へ

2012年12月9日 12:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■買収額200億円の憶測が実際は100億円の出資

  大塚ホールディングス <4578> は7日の大引け後、インドで点滴の輸液事業に参入する目的で、同国の輸液や医薬品の製造・販売大手、クラリス・ライフサイエンシズ社が新設する輸液事業会社(クラリス大塚・仮称)に、三井物産 <8053> と共同で資本参加すると発表した。クラリス大塚の資本金は105億2400万ルピー(約160億円)。出資比率は、持株傘下の(株)大塚製薬工場が60%、三井物産が20%、クラリス社が20%。設立は2013年後半を予定。大塚ホールディングスは、スポーツドリンク「ポカリスエット」などでも知られるため、柔軟な市場展開に期待する受け止め方もある。

  この合弁会社設立については、12月4日の朝、観測報道で、200億円規模で点滴事業を買収する交渉に入った、などと伝えられた。この日の株価は反落となり、終値は22円安の2435円。その後も株価は重く、もみ合いのまま上値は2460円前後にとどまり、本日の終値は2429円(3円安)。しかし、株価材料としては、本日の発表によって霧の中から全貌が現われた形になり、不透明感は後退すると思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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