【株式市場】材料株の動意活発で日経平均は解散後の高値に進んだあと一服

2012年12月7日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は38%が高い

  7日後場の東京株式市場は、材料株物色の色彩を強め、終盤はダレ模様。日経平均は前場、衆議院解散後の高値を更新したが、終値では3日ぶりに下げた。米国政府がLNGなどの輸出制限を緩和との観測が出て、燃料コスト低下の期待から東京電力 <9501> が12.9%高の急伸となり、電力株は全面高。青木あすなろ建設 <1865> はトンネルや高速道の改修需要に自社株買いの経過好調など材料に高値更新。一休 <2450> は年末年始の旅行活発化の期待から高値更新。シャープ <6753> は需給妙味を増して戻り高値に進み売買代金・出来高とも1位。

  本日、新規上場のテクノスジャパン <3666> (JQS)は9時40分に公開価格1540円を約22%上回る1878円で売買が成立し、初値。その後は約48%上回る2278円まで上げ、終値も2278円。ERP(統合基幹業務システム)など、ITシステムの企画・立案から設計・開発、導入・保守までをワンストップで行なう。

  日経平均は前場9572円75銭(27円59銭高)まで上げ、解散後の上げ相場で高値を更新。後場は強もみあいに転じて大引けにかけてダレ模様になり、終値は9527円39銭(17円77銭安)。

  東証1部の出来高概算は20億9230万株、売買代金は1兆861億円。1部上場1692銘柄のうち、値上がり銘柄数は645(前引けは675)銘柄、値下がり銘柄数は870(前引けは803)銘柄。

  また、東証33業種別指数は18業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、保険、倉庫・運輸、証券・商品先物、銀行、海運、水産・農林、不動産、建設、機械、など。

  一方、値下がりした業種は、鉱業、精密機器、ゴム製品、情報・通信、その他製品、小売り、石油・石炭、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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