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【アナリストの眼】ワークマンの今期も増収増益、高単価冬物に期待、株価2段上げへ
<業績&株価分析>
ワークマン <7564> (JQS)は、ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。足元では冬物商品の販売が好調に推移している模様だ。
今期(13年3月期)業績(非連結)見通しについては、チェーン全店売上高が同6.0%増、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入(売上高)が前期比2.7%増、営業利益が同8.0%増、経常利益が同7.3%増、純利益が同11.7%増としている。通期会社予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、チェーン全店売上高46.3%、営業総収入47.1%、営業利益43.1%、経常利益43.9%、純利益42.0%である。第2四半期累計は残暑の影響などで計画を下回った模様だが、下期は単価の高い冬物衣料が寄与するだろう。
なお月次売上高(FC店と直営店の合計、前年同期比、速報値)を見ると、12年11月は全店115.0%、既存店112.1%、4月~11月累計は全店106.6%、既存店104.3%である。11月に入って寒い日が続きジャンパー類など防寒商品が好調に推移している。厳冬を追い風に通期上振れの期待も高まりそうだ。
株価の動きを見ると、7月下旬以降は2000円近辺の安値圏でモミ合う展開だったが、11月下旬に動意付いて急反発している。11月30日には戻り高値となる2198円まで上昇する場面があった。厳冬で冬物衣料の販売好調期待だろう。12月5日の終値2150円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS241円15銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間65円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1571円97銭で算出)は1.3倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、週足チャートで見るとモミ合い展開から上放れて26週移動平均線を突破した。トレンド好転を確認した形だろう。今期好業績見通しに再評価の余地があり、厳冬消費関連のテーマも支援材料として出直り本格化が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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