【編集長の視点】電算システムは変わらずで寄るも期末の連続増配の権利取りは継続

2012年12月5日 16:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  電算システム <3630> は5日、7円高の1179円と10月10日につけた東証1部上場来高値1270円を意識する動きを強めている。師走相場入りとともに、同社の今12月期期末配当の連続増配・高配当利回りを見直し権利取りの買い物が下値に続いているもので、低PER・PBR修正の値幅効果も期待されている。

  同社の配当は、2008年10月の新規上場以来、毎期増配を継続しており、今期は、普通配当を前期の28円から35円に引き上げるとともに、前期に売り上げが200億円を突破したことで特別配当5円を上乗せして、年間40円(前期実績28円)に連続増配する。

  この連続増配は、同社業績が好調に推移していることが背景で、情報サービス事業では、郵便局関連の情報処理サービス及び請求書作成代行などのアウトサービス業務や、モバイル端末向けのアプリ開発などが順調に推移し、収納代行サービス事業では、新規取引先の獲得や地方自治体向けの公金収納、既存取引先の通信販売業者向け収納件数が順調な増加していることなどが寄与している。今期純利益は、4億9000万円(前期比8%増)と続伸を見込んでいる。

  株価は、8月の東証1部指定替え承認(上場日は9月10日)で窓を開けて1000円台に乗せ、新データセンター建設と同社株価の東証株価指数算入開始による需給好転思惑が続いて上場来高値まで急伸、1100円台固めを続けてきた。PER10倍台、PBR0.8倍と割安で、配当利回りも3.4%となっており、期末に向けて高値奪回の展開が有力となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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