【株式評論家の視点】TACはコスト削減進み収益急速好転へ、地方公務員講座の好調続く

2012年12月4日 14:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  TAC <4319> は出直り相場模索の動きに入っている。今2013年9月期の営業利益は5億100万円と、前年同期比19.1%の減益に見舞われた。第2、第3四半期に数字がダウンする季節的な習性があるため、今3月期の営業利益は1億7600万円の損失が想定されている。ただ、各種コスト削減策を講じた結果、前期の6億600万円の損失からは、業績の改善はかなり進む。

  公認会計士講座の受講者の減少が業績低迷の要因だが、一方で、景気低迷から公務員の受験ニーズが強まっている。地方公務員を目指す動きが顕在化するとともに、競争激化から大学2年生から受験対策を始める大学生が増えており、同社にとってフォローの風が吹いている。

  9月中間決算では売上原価が70億8200万円と前年同期の75億3400万円から低下、販売費及び一般管理費も同じく40億4800万円と前年同期の43億4600万円から減少している。公認会計士講座の減少の流れに歯止めがかかった時、収益は様変わりの好転をたどるはずだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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