エスプール:障がい者雇用支援サービスは3年目を迎えて黒字化

2012年12月4日 13:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■「わーくはぴねす農園」が運営する2棟のビニールハウスの農園は完売

  人材派遣のエスプール <2471> (JQS)が行っている障がい者雇用支援サービスは3年目を迎えて、黒字となった模様だ。

  千葉県市原市に同社の子会社「わーくはぴねす農園」が運営する2棟のビニールハウスの農園は完売となり、20名ほどの障がい者が働いている。現在3、4棟目を手掛けていて、既にそのうちの3割は企業から受注済みである。

  従業員が300名を超える企業は、従業員の1.8%は障がい者を雇用することが義務付けられている。この規則を守らない場合は、1人当たり60万円の罰金が科されることになっている。もし、その後も改善命令に従わない場合は、法務省のホームページに会社名を公表されたり、入札に参加出来なくなったりする罰則がある。しかも、来年4月1日からは1.8%から2.0%にアップすることから、同社の障がい者雇用支援サービスの需要はさらに高まるものと予想される。

  また、農園で働く障がい者の教育を行うことで、3か月の教育期間中は、国より障がい者就労移行支援として補助金をもらえる制度があり、「わーくはぴねす農園」では障がい者の教育を行っている。さらに、教育が終了すると企業が買い取った区画での就労ができることから、企業にとっても障がい者にとってもありがたい結果といえる。

  同社では、千葉県で10棟までのニーズはあると見込んでいる。それ以降は、近畿圏、関西圏の企業からも問い合わせがあることから、名古屋、大阪で農園を運営する計画。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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