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【村山貢司の気象&経済歳時記】世界の異常気象が途上国経済を圧迫
記事提供元:日本インタビュ新聞社
日本では今年記録的な寒さと大雪で始まり、夏は8月から9月にかけて猛暑となった。幸い台風の被害は少なかったが、韓国や朝鮮半島では相次ぐ台風により大きな被害を出した。経済への影響で最も深刻だったのがアメリカ中部を中心とする干ばつで、全米の60%にも及ぶ農地が被害を受けた。トウモロコシ、大豆の作柄は30%台にまで減少し、小麦も大幅な減産となっている。
米国以外でもインドではサトウキビ、ブラジルではコーヒーが多雨のために大幅な減産になっている。日本は大豆、小麦は50%以上が米国からの輸入であり、トウモロコシにいたっては90%以上を依存しており、2008年の異常気象の時には広い分野での食糧価格の値上がりになった。今年も当時ほどではないが大豆の価格高騰、畜産業での飼料価格の値上がりから、食用油や乳製品などの値上がりが続いている。途上国や新興国では輸入に占める食糧の比率が高く、経済への影響が深刻になる。途上国の経済への影響、減速は世界的な経済悪化のリスクにつながる可能性がある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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