【編集長の視点】トレファクは類似企業のIPO接近し比較感を強め割安修正へ

2012年11月29日 11:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  トレジャー・ファクトリー <3093> (東マ)は、10円高の910円と続伸している。全般市場の伸び悩みから、12月に月間15社と上場ラッシュとなる新興市場の新規株式公開(IPO)株に注目が集まっているが、このIPO株のなかに同社と同業態の企業が含まれており、比較感を強めてトレファクの今2月期の連続最高純利益更新を再評価して割安株買いが増勢となっている。

  同社と類似企業のIPO株は、12月20日上場予定のシュッピン <3179> (東マ)で、インターネットと店舗により中古品の買取と販売を行っている。目論見書での想定発行価格は330円で、11月に仮条件を決定、12月12日に公開価格が決まるスケジュールとなっているが、想定発行価格のPERは8倍台となっており、公開価格が決定するまでにトレファクとの比較感が働き、割安放置が再認識されるとみられている。

  トレファクの今2月期業績は、純利益が、3億3900万円(前期比14%増)と連続の過去最高更新が予想され、配当も17円(前期実績15円)に連続増配を予定している。継続的に年間2ケタの新規出店を目標とする店舗政策に従って全業態の直営店・FC店を出店し、買取・販売促進ではネット媒体広告やオリジナルポイント「トレポ」を有効活用、商品カテゴリーでは引き続き衣料・服飾雑貨が好調を持続、売上総利益の改善、返品調整引当金戻入額などもオンしていることなどが要因となっている。

  株価は、7月の今期第2四半期累計業績の上方修正で年初来高値1258円まで急伸してほぼ往って来いの調整をした。PER7倍台の割安修正に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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