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【編集長の視点】ポールHD市場変更・増配も新株発行が冷やす、1部&2部未定
<銘柄ウオッチ>
ポールトゥウィン・ピットクルーHD <3657> (東マ)は、123円安の2360円と急続落している。前日16日大引け後に11月6日付けで東証での市場変更の承認と記念増配を発表。「未定」とした所属部が東証第1部となった場合には、東証株価指数連動型のファンドの買い増しなど需給好転思惑を高めたが、同時発表の新株式発行・株式売出しに伴う希薄化・需給悪化懸念も強めて綱引きし、目先の利益を確定する売り物が優勢となっている。
同社は、昨年10月26日に公開価格2250円で新規株式公開(IPO)され、上場以来1年が経過し市場変更要件が整うことから市場変更する。市場変更に伴い期末に記念配当6円を上乗せして年間60円(前期実績38円)とし連続増配幅を拡大する。東証第1部か東証第2部かの所属部は、同時発表の新株式発行・株式売出しの発行価格が決まった以降に確定する。
新株式発行は、今年10月に海外3社の株式を取得し孫会社化した際の借入金の返済資金を調達、返済に充当することを目的にしており、44万株を発行し、ほかにオーバーアロットメントも含めて57万2000株の株式売出しも実施する。
株価は、IPO後に2730円で初値をつけ2775円まで買われて1770円まで調整、今年に入っては年初来安値1854円から今1月期業績の2回の上方修正や増配をテコに上場来高値2799円まで5割高した。下値を再確認しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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