【株式評論家の視点】朝日ラバー、250~300円のモミ合い継続、中期計画を評価へ

2012年10月17日 12:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  朝日ラバー <5162> (JQS)は250~300円のモミ合いが継続、出直りへの態勢固めが進行している。今2013年第1四半期の業績は営業利益4100万円、前年同期比77.4%の大幅増益を達成したが、株価面で十分な評価を得たとは言い難い。

  通期でも営業利益は3億円と、前期比23.3%増が見込まれている。蛍光体を配合したシリコーン製のキャップを青色LEDに被せることで1万色以上の光のバリエーションを提供できる「ASA COLOR LED」が自動車内装照明などとして好調に売上げを伸ばすなど、独自商品の展開が収益を押し上げている。

  そうした自動車内装照明などの照明、点滴輸液パック用ゴム栓、真空採血管用ゴム栓などの医療、それに機能製品事業を伸ばすことにより、2014年3月期には営業利益4億円(前3月期実績2億4300万円)を目指す中期計画が進行中だ。今期予想でも9.0倍と割安なPERはさらに低下することになる。PBRも0.4倍に過ぎず、正当な評価の波が訪れるのは時間の問題だろう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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