関連記事
【相場熟者が答える投資相談】住友化学は足元の厳しい環境織込む、戻り待っていったん売却を
【問い】 住友化学 <4005> を350円で3000株持っています。今後の見通しを、よろしくお願いします。
【答え】 17日(水)は220円と4営業日続伸で戻り歩調となっています。16日付の日本経済新聞朝刊が「住友商事 <8053> と住友化学は化学プラントで使われる二酸化炭素(CO2)分離装置の運営事業に乗り出す。ベンチャー企業の技術を採用したCO2分離装置を顧客企業のプラントに設置して運営する。肥料などの製造プラントや天然ガス田などへの導入を想定しており、既存の分離装置と比べて燃料費など運営コストを半減できるという。来年中に国内で実証設備を建設して回収性能の高さを示し、世界で受注拡大を狙う」と伝えたことを材料視した買いが入り、11日につけた年初来の安値186円からリバウンドしています。
足元の業績、今3月期売上高は2兆2300億円から2兆500億円(前期比5.2%増)、営業利益は900億円から800億円(同31.8%増)と7月31日に下方修正しているものの、2ケタ増益を確保する見通し。医薬品が好調もナフサ等原料価格の上昇や円高の影響、中国の石油化学製品需要の不振が注視されます。
株価は、3月19日につけた年初来高値374円から10月11日の年初来安値186円と半値水準まで調整を挟んで出直りつつあります。今期予想PER11倍台・PBR0.66倍と割り負け、配当利回り4.3%と利回り妙味もソコソコありますので、10月31日の今3月期第2四半期決算の発表で多少悪い数字が出ても、織り込み済みとの見方から水準訂正高が続く可能性があります。
ただ、原油や為替、日中関係の影響を受けやすいことから、26週移動平均線が上値を抑える可能性があります。また、日本経団連の米倉会長が同社会長であることが、良し悪しを別にして株価に影響を及ぼしている面が多々ありますので、買い増しはせず、戻り場面で売却が無難でしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【引け後のリリース】東洋紡が医農薬中間体を再編し武生工場を富士紡に譲渡(2012/10/16)
・【チャートワンポイント:日足】宇部興産に徐々に底値感、信用買残多く11月2日の決算が注目(2012/10/15)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
